世界初のヴィジュアル系ロックフェスティバル『V-ROCK FESTIVAL 09』が24日、千葉・幕張メッセで開催され、1万5000人を動員。2007年1月に解散し、同フェスで再結成することを発表していたロックバンド・La’cryma Christi(ラクリマ・クリスティ)が登場し、ボーカルのTAKAが「一夜限りの復活にしようと思ったけど、この発表あってから、たくさんの反響、愛をもらった。来年、5人でツアー回ってみようかなって。もう少し、一緒に夢見てくれる?」と来年のツアー開催を発表した。
日本に留まらず海外でも高い人気を誇る国内バンドや、海外バンドが一堂に会したV系ロックの祭典。再始動を明かしたラクリマはヒット曲「未来航路」や「南国」など全7曲を披露。2005年3月に脱退したギターのKOJIを含むオリジナルメンバーに、TAKAが「何年ぶりだろう、5人のメンバー紹介するのは」と約4年半ぶりの集結をかみ締めると、温かい拍手が会場を包んだ。
大トリを務めた米ロックバンドのマリリン・マンソンは、独特なビジュアルと孤高の存在感、そして攻撃的かつ激しいプレイスタイルで国内だけでなく海外からも駆けつけた多くのファンを圧倒。ヒット曲「DISPOSBLE TNS」を含む全13曲でフィナーレを飾った。
この日はほかに、DAIGO率いるロックバンド・BREAKERZ、ロンドンブーツ1号2号の田村淳がボーカルを務めるビジュアル系バンド・jealkb、西川貴教がボーカルを務める4人組バンド・abingdon boys schoolら計27バンドが出演。各々のバンドが個性溢れるパフォーマンスを展開し、幕張メッセは終始ヘッドバンギングの嵐が巻き起こっていた。
2日間に渡って開催される同フェスの25日(日)公演には、海外でも人気を誇るthe GazettEや懐妊中の土屋アンナ、ベーシスト・Jasmine Youさんの死を乗り越えてステージに立つVersaillesら29バンドが登場する。

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