ユキヒョウがスキーヤー襲う、中国の新疆ウイグル自治区で

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新疆ウイグル自治区で観光客を襲ったユキヒョウを捉えた映像の静止画像/Weibo/Tiangang268

新疆ウイグル自治区で観光客を襲ったユキヒョウを捉えた映像の静止画像/Weibo/Tiangang268

(CNN) 中国北西部でこのほど、観光客が希少なユキヒョウに襲われる出来事があった。観光客は写真を撮ろうとユキヒョウに近づいたという。当局と国営メディアが明らかにした。

新疆ウイグル自治区コクトカイ鎮の林業草原局によると、この観光客はスキーをしてホテルに戻る途中、ユキヒョウに噛(か)まれたという。

ユキヒョウは野生で目撃するのが最も難しい部類の動物。中国国営中央テレビ(CCTV)によると、当該の観光客はユキヒョウを見つけて車から降り、写真を撮ろうと近づいたところ襲われたという。

ソーシャルメディアで拡散された動画には、観光客が雪の地面にじっと横たわり、近くにユキヒョウが座る様子が映っている。別の動画では、2人の通行人が負傷した観光客を助け起こし、安全な場所へ連れて行く様子が映っている。観光客はスキーヘルメットの下で顔を押さえている。

ヒョウは去ったかと尋ねる声が聞こえ、通行人の一人が「いなくなった」と答えた。その後の映像では、深い雪の中をユキヒョウが移動する様子が映っている。背景には木々や岩が広がっている。

林業局によると、観光客は病院に搬送され、容体は安定しているという。また、地元当局は安全パトロールと啓発活動を強化していると付け加えた。

林業局はオンライン通知で、一般市民と観光客に対し安全指針の厳守を通告。野生動物に遭遇した際には安全な距離を保ち、すぐに警察に通報するよう強く求めた。

中央アジアと南アジア原産のユキヒョウは、中国では保護種であり、同国の山岳地帯と高地の生態系を象徴する存在となっている。世界自然保護基金(WWF)によると、ユキヒョウは世界に4000頭から6500頭しか残っておらず、生息地の60%が中国に集中している。

周囲に溶け込む分厚い灰白色の毛皮を持つユキヒョウについて、WWFは標高の高い岩山に生息すると説明している。そうした土地は地球上で最も過酷な環境の一つと目される。

様々な野生生物保護団体、野生生物専門家、そして中国国営メディアの報道によると、ユキヒョウが人間を襲った事例はほとんどない。2020年に行われたある研究で、ユキヒョウのもう一つの生息地であるモンゴルに暮らす牧畜民261人を対象に調査が行ったところ、多くの人がユキヒョウを目撃した、あるいは家畜がユキヒョウに襲われたと報告したものの、人間を襲ったという報告はなかった。

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