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「気球からロケット発射」のAstroX、小型ロケットの吊下げ発射実験に成功

2026.02.27 09:31

UchuBizスタッフ

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 気球を用いて空中からロケットを発射するRockoon方式による衛星軌道投入ロケットを開発するAstroX(福島県南相馬市)は2月26日、小型ロケットの吊下げ発射実験に成功したことを発表した。

 同社のRockoonシステムでは、ロケットが気球に吊り下げられたCMG(Control Momentum Gyro)方式の姿勢制御装置を介してランチャーレールへ装填され、気球の浮力によって成層圏まで浮上したのち、所定の方位角・仰角を保持しながら、空中で宇宙空間に向けて発射される構成になっている。

 今回の実験は、同社が拠点を設ける福島県南相馬市で実施された。空中での気球環境を地上で模擬するため、2基のコンテナ上に門型ゲートを設置。CMG姿勢制御装置およびロケットを吊り下げた状態で推力300N級の小型ロケット「Kogitsune」を発射した。風などの外乱が加わる条件下で制御をしながら一連の発射挙動を検証したという。

写真左側は背面からの全体図、右側は前面下側からCMGとロケットを見上げた構図(出典:AstroX)

 実験結果として、点火直後に市販購入品である燃料棒が破損したことでロケットの正常飛翔には至らなかったものの、CMGによるランチャーレールおよびロケット本体の発射姿勢制御には成功したと説明。風の影響や、今回の実験のように非正常な発射にともなう外乱が作用しても制御できることを実証できたという。

 なお、同社は2026年内の宇宙空間到達を目指しており、ロケット開発投資と人材採用を強化するために、2月4日には総額約23億円の資金調達を発表している。

 

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