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スペースX、「スターシップ」新型の試験で第1段を破損–懸念される「アルテミス3号」への影響

2025.11.25 18:00

塚本直樹

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 米Space Exploration Technologies(SpaceX、スペースX)は米国時間11月20日、開発しているロケット「Starship」(スターシップ)の第1段(下段、ブースター)「Super Heavy」(スーパーヘビー)の試験を実施したが、同ブースターは破損した。

 今回試験されたSuper Heavyは、これまで11回の飛行試験を実施した「Version 2」とは別の「Version 3」。Version 3は、Version 2と比較し、全長が1.5m長く、改良された「Raptor 3」(ラプター3)エンジンで飛行されるように設計されている。グリッドフィンの枚数が4枚から3枚に減る一方、フィンは約50%大型化している。

 SpaceXは南テキサスで実施された試験について、「最初の作業では、ブースターの再設計された推進剤システムと構造強度をテストする」としていたが、翌日にブースターに深刻な損傷の跡が発見された。

「Starship Gazer」はStarshipの開発を4年以上記録しているという(出典:Starship Gazer公式Xアカウント投稿)

 SpaceXによれば、「構造保証テスト(structural proof testing)に先立って実施していた、ガスシステムの加圧テスト中に異常に見舞われた。機体に推進剤は入っておらず、エンジンも未装着だった。原因を特定するには調査の時間が必要だ」と述べている。

 今回の失敗でStarshipの開発のペースが落ちることが懸念されている。米航空宇宙局(NASA)は有人月探査ミッション「Artemis III」(アルテミス3号)でStarshipを契約しているが、そのスケジュールが2027年から2028年にずれ込む可能性がある。

(出典:SpaceX公式Xアカウント投稿)
(出典:SpaceX公式Xアカウント投稿)

関連情報
SpaceX公式X(旧Twitter)アカウント投稿(11月20日11月21日
Starship Gazer公式Xアカウント投稿
Space.com

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