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ロケットで世界中に1時間で物資運ぶ–米軍プロジェクトにブルーオリジンら選ばれる

2025.09.16 15:05

塚本直樹田中好伸(編集部)

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 米空軍研究所(AFRL)が米Blue Origin(ブルー・オリジン)と米Anduril Industries(アンドゥリル・インダストリーズ)をロケット物資輸送研究プロジェクトに選定したと米メディアSpaceNewsが報じている

 Blue Originは「New Shepard」(ニューシェパード)ロケットで宇宙空間を体験できるサービスを提供、巨大ロケット「New Glenn」(ニューグレン)は初打ち上げに成功した。防衛テックのスタートアップであるAndurilは、無人航空機(UAV)などの自律システムを製造している。

 AFRLは「地球規模の迅速な兵站のためのロケット実験(Rocket Experimentation for Global Agile Logistics:REGAL)」として、ロケットで物資を1時間以内に世界中のあらゆる地点に輸送することを目的としている。これは宇宙を経由して地球上の2地点を結ぶ「高速二地点間(Point to Point:P2P)」輸送とも呼ばれている。

 報道によれば、REGALのもとでBlue Originは130万ドル(約1億9100万円)、Andurilは100万ドル(約1億4700億円)を8月に受け取った。REGALプログラムのマネージャーを務めるDaniel Brown(ダニエル・ブラウン)氏は、Blue Originの契約はロケットによる地点間輸送のためで、Andurilとの契約は「ロケット物資輸送コンテナ、または再突入システムの設計と分析」のためとSpaceNewsに話している。

 SpaceNewsによると、宇宙企業が同様の契約を結んだことが以前にもあるという。米Sierra Space(シエラスペース)は2024年10月にRocket Lab(ロケットラボ)は2025年5月に契約を受注した。Blue Originも2021年に米輸送軍(TRANSCOM)と「ロケットによる物流」に関する協力協定を結んでいた。

 米軍は長年、ロケットによるP2P輸送に関心を示しているが、コストや安全性などの課題から、その構想は実現されていないという。AFRLは、ロケットを製造、所有するのが目的ではなく、民間企業が提供する打ち上げ能力を利用することを目指しているとSpaceNewsは解説している。米航空宇宙局(NASA)が米Space Exploration Technologies(SpaceX、スペースX)の「Falcon 9」ロケットや「Cargo Dragon」「Crew Dragon」といった宇宙船によるサービスを購入するのと同じ関係にあるとしている。

関連情報
AFRLによるロケット物資輸送構想
SpaceNews
Space.com

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