のあしろ! ~ノアと白い帽子~

IT関連の内容について語るブログです

ハッキングをするためのチュートリアル

「Tutorial」解説

この記事では Tutorial の解説を行います。
VirtualBox に導入した Kali を使用します(参考:前回の記事は こちら)。


準備

  • VirtualBox 上で Kali を起動する
  • VPN に接続する(VPN 接続方法は こちら を参照)

手順

  1. 攻撃用の IP を取得する
    まずはターゲットとなる IP アドレスを確認します。
    Start Machineボタンをクリックし、画面の Target IP Address に掲載されている IP をメモしておきましょう。
  2. ping コマンドで疎通確認をする
    Kali のターミナルからターゲットへ ping を投げ、到達するかを確認します。
    ping -c 4 10.xxx.xxx.xxx
    補足:なぜ疎通確認が必要か
    基本的にターゲットのサービス(マシン)が起動していないと侵入はできません。
    応答がない場合は IP が間違っている、マシンやサービスが停止している、あるいは ICMP がブロックされている可能性があります。
    その場合は nmap 等で TCP ポートの稼働状況を確認する方法も有効です。
  3. Firefox を起動し、IP アドレスを入力する
    ブラウザに http://<ターゲットのIP> を入力してアクセスします。
    Web サービスが起動していればページが表示されます。
    Firefoxでの表示例(Tutorialの画面)
  4. 表示された flag を入力する
    表示されたフラグ(flag)を Tutorial の以下の場所に入力すればクリアとなります。
    ※flagも含めて解答となります。
    表示された Flag の例

まとめ

  • まずは VPN で安全な接続を確立する。
  • ping などで疎通確認を行い、通信が正しく行われているか確認する。
  • 表示された成果(Flag)を所定の場所に入力する。

この一連の流れは他のルームでも基本の流れとなります。
最初は落ち着いて環境を整え、手順を一つずつ確かめながら進めていきましょう。

Kali Linuxを導入してTryHackMeの演習を快適にする

この記事では、Kali Linuxを導入してTryHackMeに接続できる環境を作るまでの手順をまとめます。


STEP 1. 仮想環境を準備する

まずは仮想環境を準備します。公式サイトから VirtualBox をダウンロードしてインストールしてください。

👉 VirtualBox公式サイト

ダウンロードしたらexeを起動し、デフォルト設定のまま進めてください。

 

補足:仮想環境とは?

普段使っているパソコンの中に、もう1台別のパソコンをソフトウェアで再現する仕組みのこと

  • 安全性:本体のOSに影響を与えずに試せる
  • 柔軟性:複数のOS(Linux, Windowsなど)を同時に動かせる
  • リセット可能:スナップショットや再インストールで環境をすぐ戻せる

セキュリティ学習やTryHackMeの演習では、
仮想環境を使うことでトラブルを避けつつ効率的に練習できます。

STEP 2. Kali Linuxのイメージを入手する

Kali Linux公式サイト からISOまたは仮想マシン用イメージをダウンロードします。

下のほうへスクロールするとVirtualBox用のダウンロードページがあります。

[kali-linux-2025.2-virtualbox-amd64.7z]というファイルのダウンロードが開始されると思います。

[2025.2]となっているところはダウンロードするタイミングによっては変わっているかもしれません。

ダウンロードには10~20分程度かかるので気長に待ちましょう。

ダウンロードが終わったら解凍します。

STEP 3. 仮想マシンを追加する

VirtualBoxでkaliを追加します。

+マークの[open]をクリックし、先ほどダウンロードしたフォルダの中にある
[kali-linux-2025.2-virtualbox-amd64.vbox]というファイルを選択してください。

STEP 4. Kali Linuxを起動する

→マークの起動ボタンを押すことで仮想マシンを起動することができます。

仮想マシンを起動するとログイン画面が表示されます。

  • ユーザー名:kali
  • パスワード:kali

ログイン後、デスクトップが表示されれば成功です。

補足:Kali Linuxとは?
  • セキュリティ特化のLinuxディストリビューション
  • ハッキングに使えるのツール ※1が最初から入っている
  • 攻撃者の視点を体験しながら学習できる環境

STEP 5. Kaliを日本語化する

  1. 画面右上のメニューから「Settings(設定)」を開く
  2. Region & Language(地域と言語) を選択
  3. 日本語(Japanese) を追加
  4. システムを再起動

これでメニューや入力が日本語になります。

STEP 6. TryHackMeに接続する

    1. TryHackMeにログインし、Accessページ からOpenVPN設定ファイルをダウンロード

(補足手順)OpenVPN設定ファイルをホーム配下に整理する

ダウンロードした .ovpn ファイルは分かりやすい場所に移しておくと便利です。
ここではホームディレクトリ直下に vpn フォルダを作り、そこに移動する手順を示します。

# ホーム配下に vpn フォルダを作成
mkdir -p ~/vpn

# ダウンロードフォルダにある ovpn ファイルを移動(ファイル名は例です)
mv ~/Downloads/your_profile.ovpn ~/vpn/

# 移動したファイルの確認
ls -l ~/vpn/

ファイル名が長い場合は分かりやすくリネームしておくと楽です:

mv ~/vpn/your_profile.ovpn ~/vpn/tryhackme.ovpn
補足:権限と接続の注意
  • パーミッション:重要ファイルなので必要に応じて読み取り権限を限定できます(任意)。
    chmod 600 ~/vpn/tryhackme.ovpn
  • 接続コマンド例:移動後は以下で接続します(ターミナルで実行・ログが表示されます)。
    sudo openvpn ~/vpn/tryhackme.ovpn
  • 接続確認:`Initialization Sequence Completed` が出れば接続成功です。別端末や別のターミナルで以下を実行して通信経路を確認できます。
    ip a
    ip route
    
  • 切断:ターミナルで Ctrl+C を押すと切断できます。
  • トラブル:ファイルが見つからないエラーが出る場合はパスを確認(`ls -l ~/vpn/`)。権限エラーが出る場合はファイル所有者・パーミッションを確認してください。
補足:AttackBoxとの違い
  • AttackBox → ブラウザ上で使える、手軽だが制約あり
  • 自分のKali → 自由度が高く、本格的な学習に向いている

まとめ

これで Kali Linuxの導入 → 日本語化 → TryHackMe接続 まで完了しました。
次は、基本コマンドやセキュリティツールの使い方を学んでいきましょう!

👉 次の記事:[Kaliで使う基本コマンド集(準備中)]

※1 nmap, burp suite, metasploitなど: ただしこれらのツールを悪用すると犯罪になりうる可能性もあります↩︎

TryHackMeを始めた話

きっかけは無茶振りから

上司「ノアくん!外部向けのハッキング講座やることになったから資料つくって」

ノア「はい???いくらIT会社の人間だからってハッキングの知識なんてもってないですよ!」

上司「まあまあ。このサイトを参考に作ってよ!」

 

そんなこんながあって参考にしたのがTryHackMeです。

 

TryHackMeとは?

TryHackMeは、セキュリティやハッキングの基礎を実際に手を動かして学べる学習サイトです。

無料プランでも多くの機能が利用できますが、有料プランに加入するとさらに幅広い演習環境にアクセスできます。

なぜTryHackMeなのか

セキュリティの勉強って本当に面倒なんですよ。

本やネットで知識を得ることはできても、それを実際に試そうとすると犯罪になりかねません。

なのでまずは自分で攻撃先となるサーバを用意して、

さらに攻撃されるための環境(=やられサーバ)の用意などが必要になるのですが……

とにかくハードルが高いし面倒くさいんです。

そういう構築をしていくというのはそれはそれで勉強にはなるのですが。

私みたいな一般SESには専門外の知識ってあまりもっていないものです。

なのになぜ知識がない私に資料を作らせようと思ったのか……

しかし、TryHackMeならばやられサーバを起動するボタンを押すだけで攻撃用の環境ができあがります!

TryHackMeを始めよう!

まずはアカウントを作成しましょう。

TryHackMeにアクセスしたら緑の「Join for FREE」からアカウントを作成します。

パスワードの設定には大文字のアルファベットと記号(!や#)が必要になります。

アカウントを作成したらアンケート画面でてきます。

4択以下のものは右を選択し、How did~の質問になったら好きなのを選んでください。

以下の画面が出てきたら完了です。

TryHackMeからはこのルーム※1 がおすすめと出てきますが、ハッキングをするための環境構築などが必要なので今回はスルーします。

次回

今回はTryHackMeの概要とアカウント作成までを紹介しました。

次回は、TryHackMeを快適に学習するための環境構築についてまとめます。

※1 ルーム: TryHackMeで学習を行うための課題・演習環境の単位。 1つのルームごとにテーマが決まっており、説明や問題を解きながら進めます。↩︎

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